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タイ雑感 (No.28) おしい!広島、というより残念なラーメン屋

ASEAN RYOKO

タイのソンクラン休暇で日本(広島)に帰りました。

今回日本で食べるものは「鰻」、「ラーメン」、「お好み焼き」、「お寿司(回ってるもの)」と決めていました。そこで、買い物の間に立ち寄った残念なラーメン屋のことを書きたいと思います。

これからは全て残念なコメントになりますので、あえて店名や写真は公表しないとにします。

(写真がないと寂しいので、関係ないお好み焼きの写真を載せます。ここは残念ではありません)

この初めて行くラーメン屋、場所は広島市の繁華街中心の一等地にありました。
店構えが美味しそうに映ったので、思わず入ってしまったのですが・・・。

ここからが残念なコメント。

店に入ると「いらっしゃいませ!こちらにどうぞ」と声がかかると思いきや、無反応です。
しかたなく、空いている席を探していると、店員がおもむろに入口の方を指で指しました。

最初に券売機で食券を買えということですが、まず説明の仕方にムッとしたのです。
次にお水が出てきません。まわりを見渡すと、セルフサービスのようでカウンターにコップと水差しが置かれています。ただ、私の席のコップ置きトレイはからっぽです。

遠くのトレイのコップは、お客さんの間に割り込んで取らなくてはなりませんので、気の弱い私はお客さんが席を空けるのをじっと待っていました。
ようやくコップを取ることができましたが、表面は汚れ、おまけにゴミまで付着しています。

店員に静かな口調で注意しても、無言で替えを持ってきただけ。(最悪)
そうこうしているうちに、ニコニコと楽しそうに初老の西洋人夫婦が入ってきました。

私と同じく券売機の存在に気がつかず、席に座りましたが、店員はまた同じく指を指すだけ。
その西洋人は券売機をじっと見つめ途方に暮れていました。

それはそうです、ボタンには日本語しか書かれていないのですから。
あきれたことに、店員たちはかけよって説明する努力もせず、一切無視していました。

結局、その西洋人夫婦はあきらめて帰って行きましたが、帰り際、店員が発した言葉は「ありがとうございました」です。
これは、”帰ってくれてありがとう”という意味ですか?本当に残念です。

今、広島県は「広島おしい!委員会」なるものを発足して、全国にあまり知られていない広島の観光資源をアピールする活動を展開しているようです。(委員長は元猿岩石の復活芸人、有吉弘行さん)

たくさんの人が広島を訪れ、「おしい」が「おいしい」に変わる日を目指して・・・と。
世界遺産が2箇所もある広島は海外からの観光客も多く、多くの外国人リピーターをつくることも大切なはずです。

来日する外国人観光客に対しても、残念な広島(日本)を感じさせないような活動にしてもらうよう、切に願います。

2012年4月16日(月) 長井