タイ雑感 (No.50) タイで見かけた標識、その3
まずは写真をご覧下さい。
これは、ラヨーンのホテルの入口にあったものです。
さて、何の標識でしょうか?
まず、日本ではお目にかからないので、わかる人は少ないかも知れません。
絵を見ただけで理解できる方は、東南アジア通だと勝手に推察します。
ヒントはこの絵は食べ物(果物)を示しています。
また、赤色で斜線が入っていますので、これは禁止マークですね。
答えは「ドリアンをホテル内に持ち込むことは禁止」という警告でした。
理由はその強烈な臭い。
熟れた果実は腐った玉ねぎやガス漏れのような臭いがします。
「ウ○コの臭い」と言う人もいるくらい、ドリアンの臭いは悪名高いのです。
それなのに、なぜドリアンは果物の王様と呼ばれいるのでしょうか?
不思議に思ったので、ネットで調べてみました。
「ドリアンの果実は強い甘味を持ち、栄養豊富(特にビタミンB1を多く含有)なため国王が精力増強に食していた。ゆえに王様の果実と呼ばれていたが、今日では果物の王様と呼ばれている。」とのこと。
だから、美味しいから”王様”というわけではなく、王様(どこの王様?)が好きだったからとは初めて知りました。(言葉のすり替えですね)
あと、お酒と一緒に食べると、胃の中のアルコールと混ざり異常発酵して、それが原因で死ぬとも伝えられています。
私も信じていて、ドリアンチップスを酒のつまみに食べてよいものかどうか悩みました。結局は食べても何とも無かったのですが、これもネット情報によると、ドリアンとお酒の因果関係は医学的には証明されていないようです。(迷信?)
さて、何かと話題の多い”果物の王様、ドリアン”、一度ご賞味あれ!
とりあえず、私はやめておきますが・・・。
2012年9月24日(月) 長井