タイ雑感 (No.51) タイは今日も雨降り
タイは今、雨季の後半です。
タイの雨と言えば、南国特有のスコールで、いきなり豪雨かと思ったら1時間程度で止む”いさぎよさ”が特徴です。
しかし、この時期は日本の梅雨の長雨のように、1日中雨模様の時もあります。
毎日のように雨が降りますが、明け方や夕方に集中しているような気がします。
遠くで雷がゴロゴロと聴こえてきた瞬間、「ピカ、パッパッ」と暗闇に閃光が。
その後、強い風とともに土砂降りのパターンが繰り返されます。
ただ、面白いのが狭い範囲で雨が降っているところと、降っていないところがあることです。高速道路を車で移動していると、いきなり土砂降りになったかと思うと、3kmほど進むと急に止んだりします。
しかも、道路はまったく濡れていませんので、とても不思議な感覚ですね。空を見上げると、確かに黒い雨雲がその一帯だけ欠けていて、雨雲の流れに沿って、雨振りの地域が移動していくのがよくわかります。
昨年、タイは50年に一度と言われる大洪水に見舞われ、多くの人々や企業が被災しました。今年のダムの貯水率は昨年の90%以上に対し70%程度、また、タイ政府の洪水対策は万全?なので大丈夫と楽観視されている向きもあります。(マイペンライは要注意!)
しかし、今年の降水量は昨年より20%程度少ないといっても、昨年は例年の40%増だったので、例年より20%多いということになりますし、政府の洪水対策も遅れているのが現状です。
タイ北部の古都、スコータイが既に洪水被害を受けたとの情報もあります。
さて、今年は大丈夫なんでしょうか?
昨年と同じことが起きると、タイは完全に信用を失ってしまいます。
何も無いことを祈ります。
2012年10月1日(月) 長井