タイ雑感 (No.57) 空ににょきっと給水塔
ASEAN RYOKO
なかなか面白いデザインで競技場や公園の照明のようにも見えますね。
実は違います、答えは「給水塔」です。(タイ語でペン・ナーム)
給水塔はタイでもいたるところで見ることができ、特に工業団地や居住区などで多く見られますが、給水システムに十分な水圧を与えるために設けられた巨大な空中に浮かぶタンクなのです。
世界的にみれば、給水塔の歴史は産業革命時代まで遡り、現在でもランドマークやモニュメントとして、当時のままの形で残されているものもあるようです。
タイで見ることができる給水塔はコンクリート製や鉄鋼製が多く、タンクの形状は円盤型、きのこ型になっているものがほとんどです。
色は様々ですが、サビ止めの赤茶色そのままのものも多いことから、後世にモニュメントとして残るものはないように思います。
給水塔は別に注目するような代物ではありませんが、妙に気になる存在です。マンホールの蓋やエスカレーターの写真を収集している人、地下水を汲み上げる古い手動式ポンプを探して東京下町を歩き回る人など、世の中には色々な趣味を持った人がいます。
何を隠そう私の妻も給水塔フェチなのです。(いささか変な人)
タイの給水塔、撮った写真を集めて並べてみたら結構面白いかも知れませんね。
誰も興味を持たないとは思いますが・・・。
2012年11月12日(月) 長井