タイ雑感 (No.74) 久し振りの帰省で思ったこと
今回はタイにまつわる話しではありません。
久し振りに実家に帰省した時のことを書いています。
私の実家は和歌山県の湯浅町という、海と山に囲まれた小さな、小さな町です。醤油発祥の地と名産の有田みかんでご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、典型的な過疎の町です。
広島から新幹線で新大阪へ、特急くろしおに乗り継いでトータル約4時間かかります。
湯浅駅に到着したのが夜の7時頃。
まず困ったのが駅の陸橋にエスカレーターもエレベーレーターもないため、タイへ持ち帰る食料品や日用品でぱんぱんになった重いトランクを抱え、階段を上り下りしなくてはならなかったこと。
手首と肩、腰が悲鳴をあげつつ、なんとか改札を抜けると、そこは田舎町そのものでした。
まだ、夜7時だというのに駅前の商店はすべて閉まっていました。
おまけに、タクシーが一台も停まってていません。(駅前なのに)
近くのタクシーセンターみたいなところへ行って、仕方なく待つことに。
待つこと約20分、ようやく来ました。
ところが、ドアが開かない。壊れているのか、元々自分で開ける方式なのか?
降りる時も当然自分で開けましたが・・・。(ここは日本とちゃうの?)
翌朝、関空からタイへ戻る予定だったので、タクシーの予約をしようと電話しましたが、タクシー会社3社に断られてしまいました。
理由は早朝は人が居ないからとか。朝の7時に予約できないタクシーなんてあるか!
そういうわけで、自転車の荷台に乗っけてお袋さんと一緒に駅まで歩くはめに。
次に駅で新聞を買おうと売店を見ると、閉まっているというか無くなっていたのです。
あったはずの場所には清涼飲料水の自動販売機が2台鎮座していました。
コンビニも近くにはありませんし。
普通だと思っていたことがここでは普通ではないのです。
時代に取り残された町は今後どうなっていくんでしょうか?
寂しいなー。
駅前でたまたま再会した同級生のユージ君、5年後の同窓会には出席するからね。
2013年3月19日(火) 長井