タイ雑感 (No.75) 初めてのカンボジア。その1(入国)
先日、初めてカンボジアに行ってきました。
カンボジアといっても、有名な世界遺産「アンコール・ワット」や首都プノンペンではありません。広島が本社のM社さんを訪ねて、陸路で入国したのがココンというタイとの国境の町です。
シーラチャーからカンボジアのココンまでは、約300kmで車で約5時間かかります。しかし、国境に近づく程、道路の状態が良くなっていくのはなぜなんでしょうか?
ピントンやイースタンシーボードなど工業団地周辺のガタガタ、穴ぼこだらけの道路と比較すると相当良いです。車の絶対量が少ないのと、大型トレーラーが走る頻度が少ないことがその理由のような気がします。
スクンビットを南東に向ってひた走り、ようやく国境までたどり着きました。
タイ側は道路の周辺に土産物屋や屋台が並び、賑わいを見せています。
また、カンボジアへの荷物をリヤカーにぎっしりと載せた運び屋さんが行き交っていました。
国境は厳重に警備されているのかと思いきや、まったくそんなことはなく、知らん振りをしてそのまま通り抜けそうな感じです。(実際、帰りにM社のTさんは何の手続きもせず、知らぬ間に国境を越えていました。あれー!)
まずはタイを出国です。田舎の動物園の入口のような小屋がイミグレです。
パスポートを提示すると、即スタンプで出国完了。
次はカンボジアへの入国です。50mほど歩くとカンボジア側のイミグレがありましたが、歩いてきたのはタイ?それともカンボジア?、グレーゾーンですね。
どこが国境なのでしょうか?
途中にタイとカンボジアの国旗が並んで立っていたところの道路に線のように見えたのが境界線なのかも知れません。(写真参照)
カンボジア入国にはビザが必要です。書類に記入し証明写真を添えてパスポートとともに提出しましたが、どうみても堅気の係官のように見えない人が処理しています。
入国ビザの料金は850バーツ(約2,600円)でしたが、これは賄賂込みの料金です。
普通は20USドル(約1,900円)らしいので、その差額は誰かのポケットに入るのでしょう。
最近、地元でも賄賂が問題になったらしく値下げをしたようです。
賄賂の値下げ。でも、これっておかしくないですか?
まだまだ発展途上の貧しい国カンボジア、ここに駐在されている方は本当に大変だと思います。続きは次回のコラムで。
2013年3月23日(土) 長井