タイ雑感 (No.110) 野良犬が会社の前で子供を産んだ!
先日、会社の前で野良犬が子供を産みました。
実際は会社の横の植え込みの中でしたが、守衛さんが雨よけにダンボールで屋根を作っった簡単な犬小屋を作っていたのです。 (注:当社の守衛ではなく、レンタル工場長屋全体の守衛です)
生まれた子犬は全部で8匹でしたが、その中で2匹はいつの間にかいなくなり、今は6匹です。
聞くところによると、2匹は誰かにもらわれて行ったらしいです。
とにかく、タイはいたるところに野良犬がいます。
日本でも私が子供の頃(昭和40年代)は同じ状況だったように記憶していますが、今では保険所の監視が厳しく、街中で野良犬を見かけることは少なくなりました。
それに比べるとタイは野良犬にとっては天国です。
基本的に危害を加えられることはなく、餌にもありつけます。
犬が集団でたむろする場所はまず間違いなく、定期的に餌を与えにくる人が居ます。個人なのか何かのボランティアなのかは知りませんが、タイではそれが当たり前ですし、タンブンのためにやっているのかも知れませんね。
守衛さんも同じく、野良犬のために小屋を作り、餌を与え、また母親犬がお乳をやるのをさぼっていると、無理やり子犬が居る犬小屋に連れて行くのです。
こんな風に甘やかされたタイの野良犬はいつ見てもドテーと寝ています。それも、堂々と道路の真ん中やコンビニの入口など、日本では考えられないようなところで。
衛生管理をきっちりしないといけないはずの料理店でも、テーブルの下や通路に寝そべっていたりします。(ローカルのタイ飯屋はそもそも衛生管理の概念がないかも・・・?)
それをタイ人はいやな顔ひとつせず、それを当たり前のように受け入れています。
これではタイで野良犬が減るはずがありませんね。
ところで、子犬たちの父親はどこに行ってしまったんでしょうか?
見かけたことは一度もありません。
というか、もともと父親犬を知りませんから・・・。
子犬たちが大きくなって、集団でまわりをうろうろされると困るんだけどな~。
2013年12月1日(月) 長井