ASEAN RYOKO No.14「タイの桜は黄色?」
ASEAN RYOKO
4月のタイ正月(ソンクラン)の暑ーい時期を前にいっせいに咲く花があります。
日本では3月から4月にかけて咲くのは桜で、その鮮やかなピンク色は日本の象徴でもあります。
ところが、タイでは桜と同じ時期に咲く花は黄色なのです。
先日、ドライバーのトンさんが、この黄色の花を前にして説明してくれたのですが、私の乏しいタイ語能力を駆使して解読したところ、この花はタイの桜だと言う。
桜はピンクだし、これは黄色なので桜ではないと反論すると、どうやら満開になる時期が日本の桜と一緒だからと言いたかったのでしょう。
そこでこのタイのサクラを調べてみました。
名前はタイ語では「ラジャプルック」、または「クーン」といって、タイの国花のようです。
黄色はタイ国王の誕生日(月曜日)の色なので、タイでは縁起が良いのです。
日本の桜とは見た目はまったく違いますが、タイ人にとっては大切な花なんですね。
このコラムが発信される頃には日本の桜の時期は過ぎていると思います。
日本に戻ってお花見したかったですね。
残念。
2014年4月6日(日) 長井