ASEAN RYOKO (No.26) バンコクのトンカツ屋で思ったこと
先日、バンコクでトンカツを食べました。
バンコクはたまにしか行かないのですが、必ず伊勢丹に寄ることにしています。
伊勢丹は日系デパートなので日本人にとってはとても有難い存在です。
日本の食材も豊富だし、本屋の「紀伊国屋」も入っています。
日本食のお店も 1フロアーに集まっていて、日本の有名チェーン店も多いですね。そして、いつも食べたくなるのが「新宿さぼてん」のトンカツです。山盛り食べ放題の極薄千切りキャベツが美味しいのです。(もちろんトンカツもですが)
さて、お店に入るとお昼休みちょっと前だったからでしょうか、日本人のお客さんが見当たらない。当然、ここはタイですので不思議ではありませんが、その日は私の席のまわりはタイ人と韓国人でした。
興味があったので、外国人は日本式トンカツをどうやって食べるのだろうかと、観察することにしました。セットを頼むとご飯と味噌汁が付いてきますが、日本式なのでお箸のみです。
タイ人は食事では通常スプーンとフォークを使い、麺類の時だけお箸を使います。韓国人はお箸とスプーンですね。
日本と違って、タイも韓国も茶碗を持って食べる習慣(文化)がない、というか下品だと考えるので、食器類はテーブルに置いたままで食事します。(日本人でたまに皿を抱えて口に流し込む人がいますが、これは日本でも下品です)
観察した結果、タイ人も韓国人も共通していたのは、ご飯のお茶碗は手に持たなかったこと、また、トンカツはまずご飯の上に乗っけてから食べていました。
韓国人の二人は味噌汁のお椀を手に持ちましたが、タイ人はテーブルに置いたままです。
さてさて、タイ人は味噌汁をどうやって飲むのだろうかと観察していたところ、あっさり店員を呼んでスプーンを頼んだのでした。
そうですよね。さすがに味噌汁は無理ですよね。
このように同じアジアでも食にまつわる習慣(文化)が違うのです。
いくら日本料理とはいえ、海外で外国人がよく来るお店は最初からスプーンを置いておくとか、もっと柔軟な対応をしても良さそうなものですがね。
我々日本人もナイフやフォークよりお箸の方が使い易いでしょう。
それにしても、韓国人二人のキャベツのおかわり回数は半端じゃなかったですね。
韓国人はキャベツ好き??
2014年7月14日(月) 長井