ASEAN RYOKO (No.29) タイの諺(ことわざ)あれこれ
先日、お客さんと食事をした時に、「タイの諺(ことわざ)は面白いから、コラムねたに困ったら使ってみたら」とアドバイスをいただきました。
毎週ネタに困っている私としては「これ、いただき!」とばかり、早速”ねた”にしてしまいました。
ネットで調べてみたら、いろいろと出てきました。
その一部を紹介したいと思います。
タイの諺は日本と同様、動物を使ったものが多いですね。
日本との違いは、日本ではあまり馴染みのない動物が登場することです。
象やワニ、なんと毒蛇のゴブラまであります。
またトラはタイにも生息していることから、ライオンより身近で強く、怖い動物として存在感があるようです。
さて、調べていて面白かった諺が、日本では怖いものを指す例えで「地震、雷、火事、親父」がありますが、タイでは「象、コブラ、昔のメイド、愛妻」と言うのだそうです。
タイは地震がほとんどないため、怖いものの対象にはならないのでしょうね。
雷はタイ人も怖がるのですが、なぜか対象外。
また、象はタイでは特別の存在なはずなのに、怖いものに入っているとは以外でした。
コブラは当然毒蛇で怖いので理解はできますが、日本では馴染みがありません。このように、土地柄によって意味は一緒でも表現する仕方が変わってくるということですね。
しかし、面白いのは「昔のメイド」と「愛妻」が登場することです。
「昔のメイド」とは、メイドはその家庭の内情や秘密を知っているので、一旦その家を辞めると信頼できない人、つまり怖い人になるということらしいです。(まさに、家政婦は見た!)
さて、最後に「愛妻」が出てきましたね。
これは、タイ人女性の嫉妬深さから来ているのかも知れませんが、よくわかりません。
今の日本はタイの諺同様、親父より妻が怖いと言う人の方が多いのではないかと推測します。私もその一人・・・・怖いです(笑)
最後に、「へび頭じじい」というタイの慣用句を紹介します。
へびの頭は悪巧みを意味します。「へび頭じじい」はいかがわしい行為をするために、特に若い女性をだます年老いた人のことらしいです。
皆さん、「へび頭じじい」と陰口を叩かれないよう、行動には十分気をつけましょう!
2014年8月4日(月) 長井