ASEAN RYOKO (No.34) 出身地はどちら?ってどこ?
先日、ある方から興味深い話を聞きました。
「出身地の定義って、何か知ってる?」という会話から始まったわけなんですが、確かに定義と言われるとよくわかりませんね。
私はいつも「出身地は和歌山」と答えるようにしていますが、これは生まれたのが和歌山で高校卒業まで和歌山に住んでいたからです。また、両親も祖父母も和歌山生まれの和歌山育ちなので、ルーツ(先祖)も多分和歌山だと思います。
私の勝手な定義としては「生まれ育った場所が出身地」となりますが、生まれた場所と育った場所が違う人もたくさん居るわけで、定義としては少し違うような感じがしますね。
さて、この度私が聞いた出身地の定義とは「人格が形成された場所」なんだそうです。
そうなると私の場合、出身地を和歌山と答えると、高校卒業までに人格が形成されたことになってしまいます。
今現在でも果たして人格が形成されているかどうか怪しいのに、高校生では更に怪しい。
それでは、大学時代を過ごした名古屋か?
新卒で就職し15年間住んだ神戸か?
またわからなくなってきました。
そこで、ネットに助けを求め調べてみました。
だいたい、世間で言われている出身地の一般的な意味は下記のようです。
・幼少期を過ごした場所(・・・私が使っている定義)
・人格形成の基礎となった場所(・・・ある方から聞いた定義)
・自分のルーツとなっている場所
「出生地」や「本籍地」は国の法律で決まっていますが、「出身地」については法的な定義はないようです。
更に調べてみると、法的な定義ではありませんが、国土交通省で出身地の定義を定めていることがわかりました。
「15歳くらいまで、最も長く住んでいた場所」
この定義だと私の場合、やっぱり和歌山になってしまいます。(別に問題ないですが・・・)
とどのつまり、明確な定義がないのであれば、自分が「ここだ!」と思った場所で良いのでしょう。
それでは、次回からは出身地は「神戸!」って言うことにします。お洒落だし。(冗談です)
所詮、ルーツは和歌山の田舎者ですから。
2014年9月8日(月) 長井