ASEAN RYOKO (No.37) アジア最後のフロンティア?、ミャンマー
かつてビルマと呼ばれていたミャンマー。
私はまだ一度も訪れたことがない国ですが、経済的にも恵まれておらず、これから発展する国の一つといったイメージでしょうか。
国旗に大きな星が描かれているので、個人的には民主国家っぽくない国と感じますね。
長く続いた社会主義政権が1988年に崩壊後、軍事政権が実権を握ったため、欧米各国から経済制裁を受けたことで深刻な経済低迷に陥った国です。
2011年から民主化政権に移行後は経済制裁も解除され、外国資本の流入が始まりました。9/28付の読売新聞朝刊に「外資相次ぐミャンマー進出」との特集記事が掲載されていました。
タイなどASEAN周辺国の賃金が上昇している中、ミャンマーの工業団地の整備が進み、日系企業を含め、今年は海外からの投資がこれまでの最高になる見通しだという。
ミャンマーの人口は6300万人とタイとほぼ同じで、カンボジアの1500万人、ラオスの700万人と比較しても多く労働力も豊富で、将来的には国内内需が期待できるかも知れませんね。
ミャンマーのワーカーの基本給は月約70ドル(約7,600円)とタイや中国の5分の1以下。また、国民性は勤勉だと言われているので、日系企業にとってはやりやすいかも。
ただ、ミャンマー全体としては、電力供給や通信が不安定で企業にとっては進出のリスクはまだ小さくありません。
道路などの産業インフラ整備もこれからで、ワーカーの習熟度も低い。
駐在員が住めるホテルやアパートも不足し、あっても高いらしいです。
ミャンマーには娯楽も少ないでしょうし、駐在員は生活するだけでストレスが溜まるのではないでしょうか?
良かった、タイで。
2014年9月29日(月) 長井