ASEAN RYOKO (No.38) タイ語の意味する水の部屋とは?
タイではトイレのことを「ホーン(グ)・ナーム」と呼びます。
「ホーン(グ)」は部屋、「ナーム」は水、つまり直訳すると「水の部屋」となります。
海外で生活する場合に、まず覚える現地語は「数字」の次に「トイレ」ではないでしょうか?
少なくとも私の場合はそうです。
英語やジェスチャーで何とかなるとは思いますが、基本の現地語は覚えておいて損はしませんから。
さて、タイはホテルやデパートなどのトイレは近代的なトイレなので、外国人が入ってもためらうことはありませんが、田舎やローカルなお店はまだまだ昔ながらのタイ式です。
写真はとあるタイ料理店のトイレです。
日本の昔ながらの便器(金隠しはない)と、その脇にバケツが置いてありました。
用を足した後、そのバケツの水でお尻を洗い、出したものを流すわけです。写真には写っていませんが、同じ場所にシャワーもついていていました。
タイは暑い国なので人々は1日に何回もシャワーを浴びますが、その場所もトイレの中なのです。ようするに、タイ語の「水の部屋」はトイレでもあるし、浴室(シャワーを浴びる場所)でもあります。
「だから、水の部屋なのかー」と妙に納得。
「シャワーを浴びる」はタイ語で「アップ・ナーム」と言います。
水を浴びるのであって、決してお湯ではありません。
当然、日本のお風呂のように浴槽もないし、お湯にゆっくり浸かるという習慣もタイ人にはありません。
そうですよね、クソ暑い中浴槽で温まるなんてしませんよね。
日本でもホテルはトイレとバスが一緒になってることが多いので、それ自体に抵抗はないものの、タイ式は床が常に水浸しなので嫌ですね。
今でも入った瞬間に出たくなりますので、やはりタイ式はできれば避けたいです。
特に”大”の時は(笑)
2014年10月6日(月) 長井