お客さまの困った困った (^^ゞ Vol.3 「グランド洩れ」
お客さまの困った、困った
バルブメーカーの方と同行しておりました時にお客様から言われましたのが、「ふつうグランド洩れはないですね。」でした。
「グランド洩れ」とはバルブの弁棒を支えるパッキンと弁棒の隙間から流体が洩れ出すことを言います。ですから、「グランド゙洩れ」はあってはならないことです。
しかし、現実は洩れることはあります。
メーカーの方に相談しても意外に冷静に対応されます。
「えーっ、洩れました?そんな!」とは言われません。
「グランド洩れ」が発生した場合、まずグランド部のボルトを均一に増し締めして下さい。
例え新品でもボルトが緩んでいることはあります。
それでも「洩れ」が続く場合は下記の原因が考えられます。
1.内圧上昇によりパッキンが変形
2.ヒートサイクルによる変形
*上記2点は温度変化によるパッキンの変形です。「ヒートサイクル」の例ですが、以前 流体条件温度は常温ですが、バルブを洗浄した時に高温で行い夜になって急激に温度が下がったのが原因で変形したことがありました。
3.流体による変形
ガスケットが変形してしまったら、交換するしかありません。その時ガスケットの材質を検討する必要があります。温度、流体、圧力によっては何でも良いという訳には参りません。
ご相談お待ちしております。