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ものづくりQ&A <8> 「フライス盤とは?その1」

ものづくりQ&A

旋盤の話もそろそろ飽きてきたので、今回はフライス盤について解説致します。

フライス盤は、平面削り、みぞ削りなどの加工を行なう工作機械で、フライス(milling cutter)は数個のチップで回転する切削工具で、各刃がつぎつぎに工作物を削る工作機械です。

フライス盤では、フライスを主軸に取り付けて切削運動である回転をあたえて、工作物をテーブルに取り付けて送り運動をあたえることで加工ができます。

位置決め運動は、主軸側で行なうものと、テーブル側で行なうもの、及び主軸側とテーブル側との両方で行なうものがあります。

切削時の力が回転軸の横方向に掛かるため、硬い物を加工する時も回転軸や回転工具がぶれないように、全体が比較的頑丈に作られているのが特徴です。

又、フライス盤には回転軸が垂直方向の縦フライス盤と水平方向の横フライス盤とがあり、一般的に横フライス盤は加工速度が速い特徴がありますが製作出来る形状に限りがありますので、汎用性に優れた縦フライス盤を使うことが一般的です。

次はフライス盤の構造についてご紹介致します。