ものづくりQ&A <9> 「フライス盤とは?その2」
ものづくりQ&A
今回はフライス盤の構造について解説したいと思います。
●コラム(column)とは、機械の本体となる部分で、下部はベースに取り付けられ、前面にはニーを上下に移動させる案内面をもっています。内部には主軸、主軸変速装置、送り変速装置、切削油供給装置、潤滑装置、電動機、電気制御機器などがあります。
●バーチカル アタッチメント(vertical milling attachment)は、横フライス盤のコラムに取り付けて、横軸の回転を立て軸にかえて、立てフライス盤の作業をさせる装置です。
●ユニバーサル アタッチメント(universal milling attachment)は、横フライス盤のコラムに取り付けて、主軸の向きを自由に変えることのできる装置です。
●スロッティング アタッチメント(slotting attachment)は、主軸の回転を、上下に往復する運動に変えて立て削り作業をさせる装置です。
●ラック切りアタッチメント(rack milling attachment)は、主軸の向きをテーブルの長手方向と平行に変える装置です。
●割出し台(dividing head、index head)は、テーブル上面に取り付け、工作物の角度を割り出す装置です。
●円テーブル(circular table、rotary table)は、おもに立てフライス盤のテーブル上面に取り付けて、円弧の切削や割出しに使用する円形のテーブルです。
次回はフライス盤の種類について解説致します。