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お客さまの困った、困った(^^ゞ Vol.10 「押しボルト」

お客さまの困った、困った

3月は立会のためバルブメーカーに行って参りました。
その時目に止まったのが、下記のバルブです。

500Aのゲート弁を撮った写真ですが、左側の赤い〇枠を見て下さい。
バルブの弁箱のフランジ部を写したボルト孔とボルト孔の間になにやらあります。

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右側の写真は〇枠のところを拡大しています。どうやら沈みボルトが埋め込まれています。
これは「押しボルト」と呼ばれているようです。
私ははじめて見ました。

バルブをメンテナンスする場合、弁蓋を開いて中のガスケット・パッキンを交換しますが、まずこの弁蓋と弁箱をシーリングしているガスケットが長年使っているとフランジ部に馴染み、開き難くなってしまうことがあります。

その時役に立つのが「押しボルト」です。
この六角ボルトを押し込むと隙間が出来て開き安くなる仕組みです。
中々、ホスピタリティな機能ですね。

しかし、どのメーカーにもついている訳ではありません。
そこが「困った」でしょうか?