ものづくりQ&A <14> ボール盤とは?その2
ものづくりQ&A
今回はそれぞれのボール盤の特徴について解説致します。
(1)直立ボール盤
主軸が垂直になっている立て形のボール盤であり、床上に据え付けて使用する。ボール盤のなかでも、もっとも一般的な作業に用いられているものです。
(2)卓上ボール盤
卓上ボール盤は、作業台の上に据え付けて使用する小形のボール盤です。ふつう、卓上ボール盤に取り付けられるドリルの直径は、13mmまであります。
(3)ラジアル ボール盤
ラジアルボール盤は、コラムを中心に旋回できるアームに沿って、主軸頭が水平に移動するボール盤です。
(4)多軸ボール盤
多数の主軸をもって、同時に多くの穴あけができるボール盤を多軸ボール盤といいます。特定の工作物を加工する専用機として使用するもので、多量生産に適しており多軸ボール盤の主軸の向きによって次のタイプがあります。
1. 立て形
2. 横形
3. 傾斜形
4. 組合わせ形(複合形)
次回もボール盤の特徴について解説致します。