業界のハナシ 第3回 パイプのねじ加工
ニップルとは
パイプの両端や片端にねじ加工を施したものをニップルと呼びます。ソケットなどメスねじの継手と接合して配管します。片端にねじを切っていないものはタンクなどに溶接してねじを枝だしする場合に使います。
●配管設計
火気を使えない配管工事の場合、現場溶接が出来ません。その場合、フランジ付き管をプレハブ加工して現地配管する方法とねじ配管する方法があります。ねじ配管も現地でパイプマシン(ねじ切り旋盤)が使用出来ない場合は必要な長さのニップルを事前に用意して現地配管を行ないます。配管設計する場合の長さは、片側のねじ込み入り代を15ミリで計算します。
問題点と現状把握
問題点と現状の把握は下記のとおりです。
●問題点
パイプマシン(ねじ切り旋盤)では長過ぎるパイプのねじを切る場合、芯出しが難しくパイプが振れてねじが切れない場合があります。
●現状把握
長ニップルを使用する場合、メーカーのカタログにある長さから選定する場合がほとんどです。長さ50ミリ、65ミリ、75ミリ、100ミリ、125ミリ、150ミリ、200ミリ、250ミリ、300ミリといった長さがカタログに表示されています。
菱光産業ができるご提案内容
工場のねじ配管で、メーカー標準長さでは配管出来ず、自社でねじ加工をしない場合は指定長さでニップルを製作します。
●特長
白管、黒管、ステンレス、JIS規格以外にアメリカASME規格のNPTネジも加工可能です。
●納期
納期は3日から1週間程度で納品いたします。明細により短納期もご相談ください。
●ロット
1個から加工いたします。
●価格
ASME規格のステンレス管で3/8” X S80 長さ220の両ニップルで2300円程度です。見積無料ですのでまずはご相談ください。
事例紹介
プラスチック加工工場で、自社では溶接もねじ切りも出来ない営繕課の方から加工機械の配管に指定長さのニップルを注文頂いています。今まではねじが切れないため外注していたところ自社施工が出来るようになりコストダウンになったと喜ばれていました。
お問い合わせはこちらより
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関連リンク
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