ものづくりQ&A <21> 「研削盤とは?その5」
ものづくりQ&A
前回、平面研削盤の代表的な種類についてコメント致しましたがさらに細かく分類すると次の様に分けられます。
1. 立て軸円テーブル形平面研削盤
立て軸円テーブル形平面研削盤は、回転する円テーブルをもち、テーブル上面に垂直なといし軸をもつ平面研削盤で、比較的小形の工作物を能率よく研削できます。
2. 立て軸角テーブル形平面研削盤
立て軸角テーブル形平面研削盤は、往復運動する角テーブルをもち、といし軸が、テーブル上面に垂直な平面研削盤で、比較的大きな工作物の重研削に適しています。
3. 横軸円テーブル形平面研削盤
横軸円テーブル形平面研削盤は、回転する円テーブルをもって、といし軸がテーブル上面に平行な平面研削盤で、小形工作物や円板状、リング状工作物の研削に適しています。
4. 横軸角テーブル形平面研削盤
横軸角テーブル形平面研削盤は、往復運動する角テーブルをもち、といし軸がテーブル上面に平行な平面研削盤です。型やジグなどの精密研削や一般平面研削に適しています。
5. 両頭形平面研削盤
二つのといしを向き合わせて回転させ、このあいだに工作物を通して両面を同時に研削する研削盤です。ころがり軸受の内輪、外輪、ピストン リングなどのように両面が平行な工作物の多量生産に適しています。
次回もその他の研削盤の種類と特徴についてです。