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粉体用ボールバルブ1

お客さまの困った、困った

以前「ライニング式バタフライ弁」で「バタフライ弁」のご紹介をさせて頂いたことがあります。

今回はそのバタフライ弁とボール弁のいいとこ取りをしたバルブのご紹介です。

「ボール弁」は球体ですからボールシートと接する部分はほぼ「点」です。しかし、ボールが開閉稼働する時はボールシートを擦りますからシートを摩耗させてしまいます。

「バタフライ弁」はその点「面」で接していますが、接している面が流れ方向に対して水平になっていますのでシール性は高いとは言いにくい状態です。そのためバタフライ弁は柔性の高いゴムシートが標準で使われています。

さらに軸が二重偏心あるいは三重偏心になりバルブの軸の中心をズラすことによりシール性を高めるとともに逆流した場合の対応にもなっています。それぞれの長所が欠点にもなっている訳です。

そこで下記の写真をご覧ください。バルブを上から見た図面です。
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「バタフライ弁」のように偏心になっていますが、ボール弁のように弁箱は球体ですが、弁体が球ではありません。弁箱のなかで大きく回転し流体の流れを妨げず、弁体はシートに接するぎりぎりまでどこにも接していません。

接した時は正に「面」で接していますのでぴったりシールします。

如何ですか?
先日、自動弁としてご注文いただきました。
また、ご報告いたします。

・後日談はこちら粉体用ボールバルブ2