三方弁の開度?
お客さまの困った、困った
この度もお困り事ではあったのですが、そのお困り事を解決するにあたり主役となったのが三方ボール弁でした。
今回そのお困り事は別としまして三方弁に流れる流体が意外と開放と遮断が難しいことが分かったのでご紹介したいと思います。
お客さまの三方弁に対するイメージは下記の図面1です。
バルブ左から右回りに回転しています。すると45°回転したところで三方とも閉になっています。さらに45°回せば最終的に右から流れていた流体は90°曲がった下側に流れていくことになります。
お客さまのイメージは我々のイメージでもありました。
しかし、メーカーに確認しましたところ返ってきた回答は下の図面2です。
メーカーからは細かく説明をもらったのですが、比較しやすいように端折りました。
少し残念なことにお客さまのバルブの回転は右回りですが、メーカーは左回りの図面を描いてきてくれています。気をつけてみて下さい。そしてバルブの左右、真下にある円は三方弁の開度状態を表しています。
45°締めた位置を見ていただくと全閉にはなっていないのがわかります。
思いは随分違っていましたが、お客様のお役には立てたそうです。
メーカーの方にも感謝をいたしております。