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緊急遮断弁製作決定

お客さまの困った、困った

この緊急遮断弁をご案内しまして3度目の投稿です。
ようやくご注文を頂きました。

下記の写真は打合せ用のデモ機です。
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このコラムをご覧いただいている頃には現品が弊社に届いています。

この日はこの緊急遮断弁を検査機関で耐振検査を受けるためにデモ機を使って打合せをさせて頂きました。

右側の黄色い機器が感震器です。感震器からバルブに繋がっているケーブルをレリーズといいますが、この度ご購入頂いたのは1.8mあります。この感震器が設定された震度を感知するとレリーズを通じてバルブが遮断します。それは一瞬です。

しかし、レリーズが曲げられる部分が1.8mで90°以上3カ所までと制限があります。この度、メーカーに来て頂いたのは耐振検査を受けるにあたり検査スペースに制限があるためどのように設置したら良いかという検討会議です。

写真のレリーズは1mしかありませんが、これの状態で丁度3カ所と考えます。
何だ、じゃあ大丈夫じゃないと思われそうですが、1.8mでしたらΩ型になって角度が90°より鋭角になってしまいます。

さあどうしましょう。

答えは試行錯誤しながら意外とあっさり出ました。
レリーズを一回転させて装着されました。

メーカーの方は「円は4カ所となります」と言われたのですが、無事感知しました。
確かに楕円でしたら4カ所かもしれませんが、真円とはいかなくてもほぼ円であれば1カ所ですよね。両端はやはり若干曲りますから全部で3カ所です。

機械の方が「懐が深い」ようです。
今回はデモ機でしたが、次回は現品の寸法検査を行います。