バルブの感知作動検査に行ってきました
お客さまの困った、困った
12 月初め大阪にて加震検査をして参りました。
以前ご案内致しました「緊急遮断弁」(ご案内記事はこちら)の感知作動検査という訳です。
左側1の写真の左端に写っているのが振動を起こす装置です。
その装置の上に盃のような台を載せ振動を感知する「感震器」を置いています。この「感震器」が設定された振動を受けると右下にあるバルブを遮断する仕組みとなっています。
遮断を伝えるのが電気ではなく、「レリーズ」というコードですから停電の時も作動するというわけです。
次に水平方向に揺らす場合は写真2・3のように加震装置が90°傾いて手前の作業盤を揺ら仕組みとなります。実験して分かったことですが、地震というのは地震の加速度だけではなく揺れの周期や時間にも影響することが分かりました。
メーカーの設定は1.4Hz~3.3 ㎐の周波数で実験を行い約200 ガル(0.2G 相当)で遮断するよう設定していましたが、実験では10 ㎐で行ったため遮断装置が働きませんでした。
次回は「気象庁ホームページ“震度と加速度”」を参照にしてご説明させて頂きます。
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