お客さまの困った困った(^^ゞ Vol.54 「トラニオン式ボール弁」
お客さまの困った、困った
ボール弁というと球体であるボールとその軸となるステムが固定されず嵌め込まれた状態のものが一般的です。メンテナンスをするには非常に便利です。
しかし、1次側の圧力が弱くなったりするとボールとシートのシール性が悪くなりポケット部に流体が流れる原因にもなります。
ふつうの場合は特に問題はありませんが、粘性の高い流体やスラリ―を含んだ流体には不向きです。そのような流体に適しているのが「トラニオン式ボール弁」です。
1.ボールがスルーコンジットでステムと一体型となっているため流体の圧力や流れの変化にも対応します。
2.ボールシート部にスプリングがあり流体の過大な漏れを防止します。
3.グランド部にはO リングが焼失した場合ステムとステムリングが接触し流体の過大な漏れを防止します。
4.残留液排出構造が標準となっています。
ご用命をお待ちしております。