お客さまの困った、困った(^^ゞ Vol.75 「ゴムライニング加工」
お客さまの困った、困った
下記の写真は配管にゴムライニングを施したものです。
今年の初めにようやく第一回目の納入が出来た製品の一部を撮らせて頂きました。
これまでゴムライニングの製作にあたっては製管して頂いたものをライニングしていましたが、配管のプレファブを含むご注文を請けたのは初めてでした。プレファブから請けられるライニングメーカーは少ないです。
しかし、以前から一度お願いしてみたいメーカーに発注が出来た契機にもなりました。そのため製作について多くの打合せをさせて頂きました。
これまであまり疑問にも思わなかった事例がいくつか出てまいりましたので途中でメーカーに製品説明も兼ねプレゼンもして頂きました。そこでお客さまの思い(私も含め)とメーカーの製作仕様との違いがありました点を下記まとめましたのでご参考にして下さい。
1.ライニングの厚みはメーカーによって違う。
メーカーによってライニングするゴムの厚みが異なります。間に入れるパッキンも違います。これは配管スプールの製作図を頂ければこちらで間に入れるフランジの位置を決めさせて頂きますので製作図にはフランジ位置の記載は不要です。
2.ライニングゴムには硬質と軟質がある。
メーカー仕様は硬質が標準。客先は軟質の方が耐久性があるといわれます。確かに軟質の方が耐久性はありますが、張替えメンテが難しいようです。これはご発注元のご判断となります。
3.ゴムライニングもルーズフランジ製作が出来る。
ポリライニングやゴムライニングにルーズ加工は不可能と思っていましたが、製作が出来ます。現合管などに対応出来ます。