熱中症予防管理とWBGT計
当社は工事案件を請負いましたら工事進捗の確認と安全管理上工事に立会います。よって営 業は全員が職長安全衛生管理教育の認定証を持っています。そしてこの度、熱中症予防労働衛生 教育をほぼ全社員が受講し認定を頂きました。
毎年、熱中予防対策として熱中対策塩飴、保冷剤入りヘルメット、冷却ベストなどもPRして参 りましたが、まだまだ現場の皆さんの立場に立っていなかったことに反省させられました。
まずは下記資料をご覧ください。熱中症による死亡災害が一番多いのが建設業次いで製造業とな っています。これはなるほど想像には難くないところではありますが、想像だけでは改善のため の具体的な行動は起きません。この職場環境を可視化できる機器がありました。WBGT(湿球黒球 温度)計といわれるもので写真はその一部の紹介例です。
蒸し暑さを総合的に数値で表す指数計で「暑さ指数」ともいわれています。
「屋外で太陽が当たる場合」と「屋内の場合および屋外でも太陽照射のない場合」によって計算 式が異なります。しかし WBGT 計機器を使えば簡単に数値が出ます。そして WBGT 基準値表 使って基準値決まる訳ですが、身体作業強度(労働条件)つまり代謝率レベルが 0~4 の5段階 に区分されています。さらにその職場の「環境熱」に毎日暴露されていた人、されていなかった 人など条件が違えば数値が異なります。そんな補正値を加えながら最終基準値が決定し職場環境 が「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」の 4 段階いずれか分かるという訳です。
しかし、熱中症は職場環境だけが原因ではありません。次回は熱中症の発生し易い条件をご案内 させて頂きます。
また、WBGT 計も色々あります。こちらもご案内させて頂きます。