オシゴトだより 十通目「新しいシステムがやってくる」
総務・企画を担当する小林が、商品や業界情報とはまた違う切り口で皆様にちょっとした話題をお届けする「オシゴトだより」。
十通目の今回お届けするのは、「新しいシステム」のお話です。
みなさんのオフィスにも、いろんな業務がシステムで管理されていると思います。菱光産業でも、会計や販売管理など、一般的に利用されているような基幹業務用システムを利用しています。この度、その販管システムを新しいバージョンに乗り換えることになりました。技術や通信環境、働き方に合わせたスタイル変更など、ソフトも日々リニューアルされているのですね。いまどきのソフトは Windows 環境に合わせてタッチパネルに対応するものもあるようです。
私は操作を直感で覚えて「ここまでカーソルが来たあとはトントントトンとエンターで進んで右、Tab、エンター!」というようにまるで格闘ゲームのコマンドのように操作をしているので、微妙な変化でも慣れるまでがとても大変です。
さて、そんなシステムの乗換時に大変なのは操作を覚えることもそうですがその前の設計打合せや実際の開発、そして導入テストです。
システム会社さんはもちろん提供前にたくさんのテストをして納品してくださいますが、「事実は小説よりも奇なり」で、実際の現場では開発者の方が予測されるよりもはるかにアクロバティックな入力が行われることがあります。
「在庫が不足するから57行ある伝票の23行目だけ商品変更して且つ納期を40行目以降は翌日に持ち越したい・・・」
「この出荷伝票とこの出荷伝票の2行目を合体させたい・・・」
などなど。システム開発の方があまり思いつかないような操作をしてしまって本番稼働後に混乱が生じないよう、導入テストの期間中に様々な場面を想像して思いつく限りのパターンを入力します。
今まさに導入テストの際中ですが、場面想定はいざ机に向かうと思いつかないものですね。作家にでもなったようにペンを持ってウンウンと唸っています。今まであった「ちょっとだけ変わった伝票」を思い出す便利なシステムがあればいいのですが・・・。