ガスケットとパッキンの違い
RYOKO TIMES
営業開発部の各担当が、日々の業務を通じて感じたこと、お知らせ したいことを、定期的に交代制で発信する【 RYOKO TIMES 】。
第18回の今回は、森より発信します。
お客様によって同じガスケットでもパッキンと呼んだり、シム・スペーサーと呼ぶ方もいます。
ではガスケットとパッキンの違いはご存知でしょうか?
ガスケットは、気密性や液密性を保たせるために使用される固定用のシール材のことを指します。
例えば、フランジ用のガスケットであればボルトによってフランジとフランジの間に挟み込んでいる気密性を保たせるシール材の事をガスケットと言います。
パッキンは気密性や液密性を保たせるために使用される運動用のシール材のことを指します。
シリンダーであれば上下にピストン運動するシリンダヘッド間に漏れ止めのパッキンが使用されたり、ポンプであれば回転軸部分のシャフトに巻き付けるグランドパッキンが漏れ止めに使用されます。
ただ、どちらもシール材にはかわらず、
メーカーによっては駆動部に使われていてもガスケットと呼んだり、
固定されていてもパッキンと呼ばれていたりするようです。
ちなみにシムは隙間調整のために用いるスペーサーの事を言います。
まとめると
ガスケット → フランジ等に使うシール材
パッキン → バルブ・シリンダー・ポンプ等に使うシール材
シム → スペーサー
となります。
用途が違うと呼び方も変わってくるので、
新人に聞かれた時にちゃんと教えられるように、
覚えておきたいですね。