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タイはコロナの次はPM 2.5がひどい!

ASEAN RYOKO

タイはコロナ対策のマスク着用義務が撤廃され、マスクをする人は減ってきているように感じます。
特に文化、習慣の違いもあるのでしょうか、外国人(特に西洋人、インド系、中東系)はほとんどマスクをしていませんね。
(タイ人、日本人、韓国人他アジア系はまだまだマスク着用比率は高いです)
ところが、コロナが収束に向かう中、人や企業の生産活動が活発になるにつれ、PM2.5の数値は上昇しているようです。
特にバンコクやチェンマイは深刻のようで、PM2.5指標で健康に悪いとされている150を軽く超え、200を超えることもあると聞きます。
確かに先日、バンコクへ行く途中の高速道路から見た市内は白いもやがかかり、山水画のように高層ビル群はかすんで見えました。


私が住むチョンブリ県、会社があるラヨーン県はそこまでひどくはなく、150は下回っているものの「敏感な人には良くない状態」との数値です。
この地域はこの時期違法な「野焼き」が多いのも原因の一つだと思います。
まわりに延焼して消防車が来ることもありますから。


さて、「春霞なに隠すらむ桜花、散る間をだにも見るべきものを」は平安時代の歌人の紀貫之の和歌です。
「春霞は何を隠しているのだろう。桜の花は散っている間さえも見るべきものなのに」の意味ですが、春霞をPM2.5に置き換えたら美しくもなんともありませんね。
そんな訳で、マスク着用は当面続きそうです。
「屋内は外して、屋外は着用する」といったコロナとは逆パターンになるかも?
これからタイは暑季に入り、4月から5月は地獄のような暑い日が続きます。
クソ暑い屋外でマスクなんて勘弁して欲しいです(泣)
やれやれ。

(2023年3月6日:長井)