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パイプ・機械加工部品の内部錆対策は無電解ニッケルがおすすめ

モーレツ!営業日誌

◆電気鍍金のご相談

みなさんは無電解ニッケルという鍍金処理をご存知ですか?

先般、機械加工部品内部の錆対策で電気鍍金をしたいという依頼があり、電気鍍金は内部の鍍金処理はできない認識だったので、対応が難しい可能性がある事を伝えましたが、念の為にと鍍金メーカーに相談致しました。

◆無電解ニッケルとは

鍍金メーカーに相談した所、無電解ニッケルなら対応できるのでは?という回答が!

無電解ニッケルという加工を知らなかったので、詳しく聞いてみたところ、電気を使わずに薬品の科学反応だけで被膜を作るメッキのようです。

 

◆無電解ニッケルのメリット・デメリット

電気を使わない為、鍍金膜の均一性に優れており、寸法公差が厳しい製品にもよく使われている模様で素材自体が電気を通さないものにも鍍金加工が可能なので、幅広い製品に対応可能のようです。もちろん今回お客様から相談があった内部にも鍍金がつくので形状に制限がないのが一番のメリットではないかと考えます。

デメリットとしては、電気鍍金と比べて加工時間が長く納期がかかります。また、価格も高くなる事から、ブラケットのような板状の部品や内部に鍍金が不要な製品については通常の電気鍍金の方が良いと思われます。

 

機械加工製品やパイプ等の内部錆にお困りなら無電解ニッケルに変更すると解決するかもしれません。

お困りの方はぜひご連絡をお願い致します。

 

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